7/25からの風邪はサーズ2(旧称:新型コロナウイルス)によるものだったようである。いつまで症状が続くかは不明だが、これで当面はあまり出歩けなくなった。春以降停滞している全国乗合交通巡りをさらに先送りせざるを得ないのは心苦しいが、一方でこれを機に様々な事をより腰を据えて整理したいと思っている。
・人間不信の克服
私の人生最大の過ちはと言えば、それは空想委員会を非公開組織化したことだろう。これによって私という人間は大変風通しが悪くなり、外からは本質的なことが何も見えなくなり、それにより様々な誤解や軋轢が生じ、私自身何を目指していたのかすらわからなくなって長い迷走のトンネルの中に入ることになった。その後遺症はこのブログにも表れている。それは低い更新頻度と過度に攻撃的な言葉遣いである。私は心理的基盤に
「他人とは何を言ってもわかり合えない」
という絶望感が置かれているため、何かを思ってもそれを発言しようというインセンティブに乏しく、発言しても「どうせ何を言ってもわからないだろう」と皮肉やら何やらが膨大に入り混じるというわけである。これにより一応空想委員会を組織してもう15年以上は経つというのに、何一つろくなことは成し遂げられていないという体たらくが生じているわけである。
どうしても考えざるを得ないのは、生駒の公共交通を守る会さんとの対比である。方や極めて切実な地域の課題に立ち向かう集団、方や中学生の趣味の延長のような存在自体が冗談のような集団(?)では根本的に出発点も目的地も何もかも違うことはわかっているが、さりとて素人の手弁当の集団がわずか半年程度で公共交通機関の維持存続という大きな目標を成し遂げているのを見ると、一体私は15年以上もかけて何をやっているのだろうか、とどうしても思ってしまう。何がこれほどまでに違うのだろうか。極めて多くの違いがあるだろうが、最大の違いは
「味方を作る道を選んだか、他者との対立の道を選んだか」
の違いだろう。非公開組織とする、ということは根本的に他者を敵だとしか見なしていない、ということである。それではどうあがいても何事も成し遂げることができないのは明白なのだ。
情報発信が必要である。どうせわからない、という前に説明を尽くすことが必要である。ここに至るまでに私はあまりにも多くの敵を作ってしまった(※1)が、今ここからでもやり直していきたい。
※1 こう思っていること自体が人間不信そのものなのだが。なお旧アカウントでフォロワーの多くを占めていた同年代のオタク層をほとんど切ったのは今でも正解だったと思っている。
Never underestimate the power of your voice when calling for change!
— 生駒の公共交通を守る会 (@ikoma_bus) 2024年7月27日
「変化を求めて声を上げることの力を決して過小評価してはならない」
生駒も奈良も木津川も声を上げたからこそバス路線が残ろうとしているのです
逆に声を上げていなければ今頃は再編済(減便廃止)でした https://t.co/nLIVcwdSxX
↑全くその通りであり、だからこそ私も15年前から内にこもらずにもっと外に向けて発信するべきだったのだ。もっともネット上の個人アカウントも公開されているとはいえ所詮引きこもり部屋みたいなものだから、本当に実社会に影響力を与えるのならばネット上で終わることなく然るべきところに話を持ち込むなどするべきなのだが